社会保険労務士「テラ先生」のハンズフリー・トーク
社労士「テラ先生」の業務外日誌。週末は、プジョーなどのクルマの話題です!
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65歳以上 雇用保険 加入?(この記事を深読みすると・・・)
今朝の「日経新聞」に、この様な記事が・・・
2006_0718_P1000073.jpg
こう書いてあると、
 その様に決まったともの理解して、何件か質問が入ったりします。
 でも、これは、政府(厚労省)の思惑であって、まだ決まったわけではありません。

65歳以降の、再就職(1回目)時点で、
 たとえば、月12万円程度の職についたとき、1,000円くらいの雇用保険料が徴収される可能性があるわけです。
 その会社を退職した後に、また再就職(2回目)の仕事を探す時に、「失業給付」が受けられるというメリットがあるからと言って、1回目の再就職の時点で
高齢者の就労促すことになりますかネ!?
かつては、退職後に、
 「雇用保険(失業給付)」も、
 「厚生年金(老齢年金)」も、両方受け取る事も可能でした。

ところが・・・、
 「老齢年金」は、現役を引退してもらうもの。
 「失業給付」は、再就職のために受給するもの。
 「両方もらえるのは、矛盾がある。」と、言う理由から、「失業給付」の受給中は、「老齢年金」を全額支給停止にしたわけです。

もともと、雇用保険は、
 65歳以上は、「保険料は免除」されていたのです。 ですから、
 65歳以降に、受け取れる「失業給付」は、一時金程度で、額も少額なわけです。

 65歳以上での退職とは、定年過ぎまで、失業せずに、無事、勤め上げたもので、「失業」という保険事故に遭わずにすんだため、「保険料も免除」するという考えだったのでしょう。

ここへ来て、
 65歳以後の新たな雇い入れと、
 65歳以前から継続した雇用者と、雇用保険に非加入、加入の違いが生じ、不公平だとの見解?
 はたしてそうなのかなぁ?
 65歳以前から「継続勤務」の方は、失業給付を受給していない可能性があり、
 65歳以後の「新たな就職」の方は、失業給付を、すでに受給した可能性が高いので、全然不公平では、ないような気がするのです。

では、保険料は、どうするのだろう? もともと、
 65歳以上の、「継続勤務者」は、保険料免除だったのです。
 65歳以降の、「新規加入者」も免除というなら、わかりますが、
 そこだけ、「加入者との間に大きな差が生じないように検討」などと書いてあります。
 ヘタしたら、いままで免除者からも多少、徴収する、みたいなことにならないですかね。
 なんか、筋が通っていません。

さらに言うと、
 「65歳以上の雇用保険の加入の要件を『週20時間以上』の勤務にする。」と書いてある点。
 ここでピンと来るのは、一度ボツになったはずの、
 「健康保険・厚生年金の加入基準を、労働時間、4分の3から、『2分の1』に引き上げる。」という案を、また出してきていることにつながります。

 法定労働時間の週40時間の、「2分の1」は、ちょうど20時間でしょ。
 「2008年度」に、雇用保険を、たとえば、週20時間で、70歳まで、加入にしておけば、
 「2009年度」の、年金改正で厚生年金も、週20時間で、70歳まで加入とするための布石じゃないですかね?
 と、勘ぐってしまいます。

一見、
 労働者のための、いい案の様に書いてあるこの記事、なんか怪しい。
 経済界から、あまり反対の意見が出なければ、何気なく2008年度に施行してしまうつもりじゃないでしょうか。

 審議会で検討すると書いてありますが、審議会には、学者ばかりでなく、社会保険労務士の様な実務家も入れてもらいたいと思ったりしています・・・。
(^^;)
コメント
この記事へのコメント
賛成!
テラ先生の意見に大賛成です。
審議会等には、実務家をメンバーに加えないととんでもないことになります。

>何気なく2008年度に施行してしまうつもりじゃないでしょうか。
18年度税制改革の中の役員報酬の損金不算入の件にしても何気なく施行してしまっています。

実態を知らない有識者といわれる学者ばかりでは、とんでもないことが、知らないうちに決まってしまいます。
2006/07/19(水) 08:21:43 | URL | SH #-[ 編集]
SHさん、こんにちは!
>実態を知らない有識者といわれる学者ばかりでは、とんでもないことが、知らないうちに決まってしまいます。

 逆に、ここで、反対意見をいうと、第1期で、任期終了にさせられちゃったりするらしいですしネ。
 最初から、「この様な方向で、」って、意識あわせをして選んでいる様なことも聞きます。

 小泉さんが、既存のやり方を壊して改革してきたことは評価しています。

 従来の、自民党の部会などで、案を議論するやり方をやめて、首相直結の審議会、みたいなもので検討するというやりかたは、「郵政」や、「道路」とか、大改革のためには良かったのかもしれません。

 でも、全てがそれで良いわけではなく、今回の雇用保険の審議会も、まったく議論しないで、形だけ開いた事実を作って、決まっていくような気がしています。
(^^;)
2006/07/19(水) 09:13:46 | URL | テラ #nMGarW5U[ 編集]
有識者は困ってない方ですよね。
「会議は踊る」ってな感じで有識者会議は行われてるんではないでしょうか?ところでここにきてTV各社が社保庁の未払い(年金支給)問題を追い出してますよね。なんとなく大問題に発展しそうな感じです。
2006/07/19(水) 09:15:28 | URL | たけし #-[ 編集]
たけしさん、こんばんは!
>社保庁の未払い(年金支給)問題を追い出してますよね。

 まぁ、この際、解体してもらってもいいと思いますけどね(^^;)。

 ただ、マスコミも、一点を騒ぎ立てるのではなく、広い視野で報道してもらいたいと思ってはいます。

「私たちの年金額を引き下げてる。」とか、勢いでクチにしていますけど、過去にそう言った事実はないはず。(物価スライドを除く)

 年金保険料を、ゴルフボールなどの事務費で使ったこと。
 とんでもないことのように報道されている(ボクもそう思う)けど、これは法律違反ではない。
 では、なぜそんな法律になったのか?

 もともと、税金で、まかなうべき事務費を、年金で使える法律にしたのは、財務省主導だった様に聞いています。

 それを、ありがたいと思ってまんまと使ってしまったのが、社会保険庁?。

 キャリアと、ノンキャリア。
 頭の良さが違ったんでしょうか。(^^;)
2006/07/20(木) 01:32:00 | URL | テラ #nMGarW5U[ 編集]
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